Latest Articles

Column
ソニー・ヤフー・日本電産、ステージチェンジには人を「替える」
2017.10.15
「人を替える」というと、「あいつはアホだ」とか、「あいつは賢い」とかそういう話に聞こえるんだけど、僕は山の登り方を変えるっていう話だと思ってます。エベレストに登る時に、ネパール側から登って無理だったら、チベット側から登ってみる、というような。でも、「登る方向がおかしかったんちゃうか」という議論を、前と変わらないチームのままするのって難しいんですよね。そうした時に一番簡単な方法が登る人を替えることなんですよ。
Column
日米雇われ経営者の給料事情-すべてのサラリーマン社長のために-
2017.10.14
日本の経営者の多くは株式の持ち分比率、すなわち、創業株主としてのインセンティブの割合が高い。だから創業時に払った時のリスクに対するリターンっていうのは十分に得ている。一方で、創業後に1000億の会社を1兆円にするって無茶苦茶難しいことなんだけど、そこのリターンの設計って全然できてないんですよね。
Column
星野監督の夢はノムさんの後にひらく?経営戦略の遅効性
2017.10.13
政策や経営戦略って遅効的やからね。経営者の場合、得てして遅効的なリターンをエンジョイできるほどの任期が与えられてないんちゃうかな。
Column
日本企業M&Aあるある「青い鳥症候群」にご用心
2017.10.12
1つ目はタイミングを逸する。大きなリスク判断をするところで、「こんなに生煮えで持っていったら役会は通らへんな。もうちょっと交渉してみようか……」となって、どんどんタイミングを逸する。 2つ目はリスク・リターンのバランスに関わる議論がしにくいということ。「なんでもっとここ、柔軟な取り決めにしとかへんねん」と、特定の条件に関する議論に深入りして完璧なものを仕上げようとしてしまう。
Column
全会一致で経営ができるか!「空気」が会社を滅ぼす
2017.10.11
結局、すぐ全会一致できるものって、議論するほどの議題でもないもんな。あと、経営会議にかけた議題で、揉めた時の反対意見をちゃんと残しておかないと、失敗した時に引き返せへんのとちゃうかな。全会一致した3ヶ月後に間違いに気づいても、「いや、全会一致やったやろ」となってしまうから、方針転換しづらい。
Column
営業は兵隊じゃない!商売は現場で起きている
2017.10.10
環境の変化って現場の方が早く気づいてるんだよね。めちゃめちゃ当たり前の話やけどね。「あ、この商品売れなくなってる」っていうのは、最前線のセールスが一番早く気付く。
Column
顧客ガン無視。なぜ企業は「都合のいい市場分析」にハマるのか
2017.10.09
誰かと比較してベンチマークした資料を見ると、外部の人が見た時のベンチマークの対象企業と、内部の人が見た時のベンチマーク企業ってけっこうずれるんですよ。 典型的な話で、小さい会社ばかりをベンチマークしているんだけど、「潜在競合はAmazonなんだけどな……」ってことが結構あちこちで起こっている。
Column
DeNA、GREEの死闘をひっくり返した『パズドラ』の衝撃
2017.10.08
シニフィアンの共同代表3人が、ほろ酔い気分で放談、閑談、雑談、床屋談義の限りを尽くすシニフィ談。第2回のテーマは企業の成長フェイズにおける「ステージチェンジ」についてです。
Interview
【杉山全功】上場請負人の原点・リョーマの体験と仲間の活躍 Vol.4
2017.10.07
今から30年近く前、関西の大学生を中心に運営され、数々の事業を展開したリョーマという会社がありました。リョーマは創業後5年で経営破綻に陥りましたが、リョーマ出身者からは、現KLab代表取締役社長の真田哲弥氏、現GMOインターネット取締役副社長の西山裕之氏、現Indeed Japan代表取締役社長の高橋信太郎氏、NIKKO創業者の加藤順彦氏など、数多くの起業家が輩出されています。 今回は杉山さんに、ご自身の原点でもあるリョーマでの体験について伺いました。
Interview
【杉山全功】自分より優秀な人材を採用できないと経営者は失格 Vol.3
2017.10.06
杉山全功(すぎやま まさのり) 大学時代に学生ベンチャー、株式会社リョーマに参画したことが経営者へのきっかけとなる。 2004年に代表取締役に就任した株式会社ザッパラスは就任2年目で東証マザーズに上場し、2010年には東証一部上場へと導く。同社退任後、2011年に株式会社enishの代表取締役に就任。就任後2年半で自身二度目となる東証一部への上場を果たす。 株式会社enish退任後は、株式会社日活、地盤ネットHD株式会社等の社外取締役を務めるかたわら、最近はエンジェルとして若手経営者の育成にも力を入れている。 (ライター:石村研二) 会社の経営は3勝2敗で構わない 朝倉祐介(シニフィアン共同代表。以下、朝倉):杉山さんがリョーマ(1987年に現KLab社長の真田哲弥氏らが立ち上げたベンチャー企業)やダイヤルキューネットワークに携わっていらした頃から、だいぶスタートアップの世界も変わりましたよね。今の起業家に対して、こういうことに気をつけておいたほうがよいと思われることってありますか? 杉山全功氏(以下、杉山):スタートアップ業界は、今いい時代だと思うんです。僕たちの頃は起業というのはドロップアウトした人がやるものだった(笑) そもそも「起業」なんて言葉自体がなかったんですよ。お金を調達するにしても個人保証をつけて借入していたんですからね。今だと借入金ではなくて直接金融で資金調達ができるし、起業するにはいい環境だと思うので、その気がある人はどんどんやったほうがいいと思います。 ただ、調達した資金はもらったお金ではないということはわかってほしいですね。たしかに、投資してもらったお金というのは失敗してなくなったら返さなくて良いお金といえばそれまでかも知れませんが、経営者としてはあくまで預かってるお金だというベースを持った上で走って欲しい。それは上場してからもそうで、自分のお金ではなく人様からお金を預かっているという感覚を常に持つということは気をつけてほしいですね。 朝倉:事業の経営という面ではどうでしょうか?スタートアップの段階の経営者だからこそ気をつけるべきことはありますか? 杉山:僕がよく言うのは「3勝2敗でいい」ということです。目指すところは最後の優勝なので、全部勝とうとする必要はなくて、勝ち越しを続けていけばいいんです。全部うまく行かせる必要はなくて、うまくいかないものは捨てる、やめるというのが経営の要諦だと思っています。スタートアップは能力がある人がトップにいることが多い。能力があるトップというのは「あれもやりたい、これもやりたい」って思ってしまうもんですが、人もお金もあまりないので全部はできないわけですよ。その時に、「やらないことを決める」というのが経営者として大事なことですし、やめると決められるのは経営者だけなんです。難しいんですけど、そこそこ上手くいってる事業だけど全体を見たらやめたほうがいいなというものを思い切ってやめるとか、それができる経営者にならないといけないと思います。 朝倉:勝ち抜き戦ではないんですもんね。「2敗してもいい」と考えると、当たったら大きいかもしれないけど、どうなるかわからないリスクの高いことにもチャレンジできるようにもなりますね。 杉山:そう。ポートフォリオの構築が大事なんですね。ポートフォリオを構築すれば、ここぞというときは攻め、引くべきときは引くというメリハリが付けられますよね。経営者にとって大事なのは「いつ攻めていつ引くか」という判断を、一歩引いて全体を俯瞰してやることです。野球の監督が目の前の試合に勝つために明日の先発投手までつぎ込んでしまったら、ローテーションがガタガタになってしまうのと同じように、ここは攻めるべきではないという判断ができることが大事なんですね。 ただ現場は違いますよ(笑) 現場は明日があると思ってはいけない。ここでダメだったら2軍に落とされると思ってやらないと。経営者はその現場の力をうまく引き出して3勝2敗に持っていけば、確実に前に進めるんです。 自分よりできる人間を採れてはじめて上司合格 村上誠典(シニフィアン共同代表):お金も人も限られている中で、スタートアップが3勝2敗に持っていくために、見定めるべきポイントというのはありますか? 杉山:会社のステージにもよると思いますが、最大限どこまで翼を広げられるかをいかに判断するかですかね。ここから飛び降りたら骨折するなというところで飛び降りたら駄目じゃないですか。だからまず自分を知ること、自分を見定めることです。その上で自分に出来ない部分を補ってくれる人を呼ぼうと考える。自分が全部出来ると思ったら、それ以上会社は伸びないですよね。だから、自分が出来ないことを出来る人や自分より出来る人を連れてこれるかどうかが大事なんだと思うんです。 起業家にどうやってチームビルディングしたらいいかと聞かれることがありますが、「君のコピーはいらないんだから、君にない能力を持った人をまわりに置きなさい」って言いますね。自分よりできる人を使えるようにならないと会社は成長しないと。部下にも言うんですけど、自分よりできない人ばっかり採用する人いません?自分よりできる人間を採れて、そして使いこなせてはじめて上司としては合格ですよ。それが自分のことをわかっているということですし、会社全体を考えるということでもありますから。 【杉山全功】「檻のない動物園」を上場企業へ。上場請負人の経営論 Vol.1 【杉山全功】ゲームのことはわからなくても、ゲーム会社は経営できる Vol.2 【杉山全功】自分より優秀な人材を採用できないと経営者は失格 Vol.3 【杉山全功】上場請負人の原点・リョーマの体験と仲間の活躍 Vol.4